家庭の再構築(離婚回避)

離婚を言い出されたら簡単には覆せない

離婚したいという気持ちはある日突然起こるものではなく日々の積み重ねから起こるものです。

そう考えた場合、配偶者(夫・妻)が本気で離婚したいと言ってきたのであればそれを覆すのは至難の業でしょう。

謝っても許してもらえる可能性は低く、二度と繰り返さないと言っても聞いてもらえる可能性は低く、金銭で解決しようとしても相手の感情を逆なでするだけです。

また離婚問題はただでさえ大事になっているのに夫婦という当事者だけでなく相手の親族や自身の親族が絡んできたりと複雑化する傾向が強いです。

中には夫婦の当事者間であれば解決出来て離婚せずに済んだはずなのに親族がかかわった結果、状況が悪化して離婚せざるを得なくなった、なんてケースもあります。

配偶者(夫、妻)から離婚調停を申し立てられて夫婦関係調整調停(円満調停)に期待したが何の意味もなかった、というケースも多いです。

夫婦関係調整調停(円満調停)で婚姻関係を継続出来たという成功率は１５～２０％くらいですが、このパーセンテージは同居している状態も含まれますし、なにより離婚前提ではなく夫婦間のトラブルを調停員という第三者を挟む事で解決してもらう、という事まで含まれた上での数字です。

ですから配偶者(夫・妻)が本気で離婚したいと言ってきている状態での夫婦関係調整調停(円満調停)の成功率は１５～２０％よりはるかに低い数字である事になります。

弁護士に頼る事を考える人もいますが、弁護士は法律の専門家であって恋愛の専門家ではありません。

むしろ恋愛や家庭を法律論に当てはめて心変わりする人など皆無と言っていいでしょう。

諦めるしかないのか…

自身では解決出来る問題とも思えず、夫婦関係調整調停(円満調停)でもどうにもならず、弁護士に頼っても離婚を好条件にする事しか出来ない…

であれば配偶者(夫・妻)が本気で離婚したいと言ってきたら諦めて応じるしかないのか？

一種諦めの気持ちを抱きつつもそれ以上に強い気持ちで長年連れ添った配偶者(夫・妻)を愛している、二人の間の子供を愛している、一緒に過ごしてきた家庭を大事に想っている、という人はたくさんいらっしゃいます。

むしろどうしても諦められない、という人の方が多いでしょう。