復縁における冷却期間についての考察と心理とアドバイス

復縁したい人の中には、冷却期間を設けています、連絡しない期間を設けています、と言われる方は多いですが、こういった事を言われる方の復縁が成功する確率・可能性がどれくらいかというと高くありません。

むしろ低いと言ってもいいくらいです。

例えると復縁したいと望んで復縁出来たという人の割合と復縁したいと望んで冷却期間を設けましたと言って復縁出来たという人の割合にはほぼ変化ないという事です。

要は冷却期間を設けました、と言っている人の復縁の成功率は上がっていないのです。

けれど復縁について調べると冷却期間を設けるべきという意見が多い事に気付きます。

色々な人が復縁には冷却期間が必要と言っているのであればその意見は正しい可能性は高いです。

ところが事実として冷却期間を設けました、と言っている人の復縁の成功率は上がっていない、という事実があります。

これはどういった事なのか？と復縁したい人は迷ってしまう事でしょう。

種明かしをしてしまうと冷却期間を設けました、と言っている人はただ時間を空けているだけなのです。

もしくは自分都合で空けた時間でしかないのです。

時間を空けたら問題が自然と解決しているという都合のいい話はありません。

別れてしまったという事は何かしらの問題があったという事になります。

ですから復縁する為には問題の解決に取り組む必要があります。

ところが冷却期間を設けています、と言われる方は時間を空けているだけになっています。

問題の解決に取り組んでいないのです。

ですから復縁の可能性が発生しないとなっています。

今回は復縁における冷却期間の効果と冷却期間についての正しい理解について解説させて頂きます。

復縁における冷却期間とは？

復縁における冷却期間とは「相手が冷静になるまでの時間、自分が冷静になるまでの時間、相手の傷が癒えるまでの時間、自分の傷が癒えるまでの時間、別れの原因を改善する為の時間、自分の長所を伸ばし短所を直す為の時間、相手に魅力を感じてもらえる人になる為の時間」を複合させた時間が冷却期間です。

例えば、自身が冷静に考えられるまでの時間が長ければ長いほど冷却期間は長く必要になりますし、自身が冷静に考えられるようになっても相手が自分に抱いている悪いイメージが強くて冷静に受け止められないというのであれば冷却期間の継続は必要になります。

上記内容の中の何か一つがクリアされたら冷却期間が終わりという訳ではなく、必要な事全てがクリアされた時が冷却期間の終わりとなります。

こう考えた時に冷却期間は三か月と決めています、と言ってしまう人や、冷却期間はどのくらい設ければいいですか？と言ってしまう人は冷却期間を正しく認識していない人である事が判明しまいます。

自身の都合で一方的に期間を決めるのは相手の気持ちや状況を考えていないですし、自身の改善について出来る期間を勝手に決めていますし、それでは復縁における冷却期間ではなく復縁したい人が次にアプローチすると決めた期日までの時間でしかありません。

また相手の状況や復縁したい人の状況、性格、考え方等で変わってくる期間をどれくらい？と聞いてしまうという事は時間を空ける事が目的になってしまっていて相手の気持ちや状況に変化が出る事や自分に変化を出さなければならない事を理解していない為に出てくる発言になってしまいます。

これでは時間を空ければ状況は変わりますか？と聞いているのと変わりません。

復縁する為の冷却期間とは復縁する為に有効な手段ではありますが、それはあくまで冷却期間を正しく理解して実行している人には復縁の可能性を発生させるのに有効になるという話であって、ただ時間を空けるという発想になってしまっている人や時間を経過させれば変わるかもしれないと考えている人には何一つ意味のない時間になってしまうのです。

時間を空ける事が効果的なケース

・喧嘩をしてお互いが感情的になっているという場合に時間を空ける事は有効です。

何故かと言いますと時間を空ければお互いの感情も落ち着く可能性が高いので冷静に話し合う事が出来る事が多いからです。

感情的に話し合って問題を解決するのは難しいですが、冷静に話し合えば問題の解決は出来る可能性が高いです。

好き同士の二人であっても感情的になってしまえばヒートアップしてしまう事はどうしてもあります。

その結果勢いで別れるという話が出てしまう人もいるでしょう。

ただこのケースは感情的になって拗れたというケースなので時間を空ける事で冷静になるという事は効果的になります。

・お互いをあまりよく知らない状態でどちらからともなく自然消滅してしまった場合にはお互いに悪いイメージは残りません。

もちろん自然消滅してしまうという事は深いお付き合いに至らない何かがあったのでしょう。

けれどこういった場合は、恋愛経験が少なく何をしたらいいか分からなかった、お互い奥手で関係性を深められなかった、距離的に離れていて会う事が難しかった、仕事などで時間的な猶予がなかった、という場合が多いです。

ですから時間が経過すれば状況は変わるので数年後にどちらからともなく連絡を取るようになり復縁した、という話は多いです。

・復縁したい人が別れの原因を改善したり、自己改善をしている事が前提となりますが、時間を経過させればネガティブなイメージは緩和する事が多いです。

ですから別れた直後は相手が冷たいとか、よそよそしいとか、連絡が取りづらい、等があっても時間の経過とともに相手の態度が軟化するという事は多くなります。

実際に別れた直後に復縁のアプローチをしても拒否されたと聞く事は多いですが、時間が経過していれば復縁を受け入れるかは別として拒否されるという強い否定まではされないと聞く事が多くなります。

時間の経過とともに相手に受け入れる姿勢が出てきて復縁したい人がきちんと変わっていればそれを認めてもらえて復縁に繋がるというケースは多いです。

・復縁したい人の中には自己改善に励んでいる人は多く、実際に変わっている人もいますが、ずっと接点を持ち続けているとその変化が伝わりづらいとなってしまう場合があります。

例えるなら1日に1ミリの変化を毎日見ていると変化に気付きづらいですが、30日後に見ると3センチの変化になっている訳で変化に気付きやすいとなります。

自身が大きく変わったところを復縁したい相手に伝わるようにする為には一旦距離を置いた方が伝わりやすくなる場合があります。

冷却期間を設けるという事(実際に変わっている事が前提となりますが)は、自身の変化を相手に伝わりやすくする効果を生む場合があります。

無意味な冷却期間のケース

・考えた末に別れ話を切り出してきた相手に対して時間を空ける事は有効ではありません。

何故かと言いますと既に時間をかけて出した答えが少し時間が経過したくらいで変わるはずがないからです。

勢いで出した答えであれば時間の経過とともに冷静になって答えが変わる事もあるでしょうが、そもそも冷静に考えて出した答えが時間の経過で変わる可能性は低いです。

時間を空けるという事はただ別れを先延ばしにしているだけであって、それでは縋っている状態と大きく変わらないとなってしまい相手からの印象も悪化する事があるので逆に復縁の可能性を下げてしまう事の方が多いです。

・1週間話さない期間にしています、来週まで連絡をせずに会う約束をしています、と言われる方も多いですが、やたら短い冷却期間は設ける意味がありません。

短い期間で何が変わるのか？という話になってしまうからです。

別れに至る原因って性格や考え方など内面の問題である事が多いです。

内面の問題を短い期間でどうにか出来ると思っているのであればそれは考え方が甘過ぎます。

それなら今までにできたという話になってしまうからです。

結局短い時間を空けると考えてしまう人って何も考えていない人でしかありません。

復縁したいと言いながら復縁について真剣に考えられない人を見直すという人はいないので復縁には繋がりません。

・復縁したい相手と接点がない状態を冷却期間と表現する人がいます。

今は接点がなくとも接点を持とうと思えば持てる、共通の友人に繋いでもらえるという人は別ですが、接点がない状態は相手から切られているという状態で強制的にシャットアウトされている状態です。

自己改善などは自分で出来る事ですが、接点がない状態を自分でどうにか出来る人はいません。

自分ではどうにも出来ない状態をどうにかしようと考える事は悪い事ではありませんが、自分ではどうにも出来ない状態を自分に都合よく冷却期間だと置き換えてしまう人は考え方がズレています。

そういった考え方のズレが別れの原因の一因でしょうから冷却期間以前に問題を抱えている人となってしまいます。

冷却期間を正しく理解して実行するからこそ復縁の可能性が発生する

もちろん復縁したい人によっていろいろなケースがありますので必ずしも時間を空けなければならないという訳ではありません。

しかし長く付き合っていたり、お互いをよく知っていたり、という関係性が深いおつきあいをしていたケースほど別れてすぐに相手が心変わりするという可能性は低いです。

ですから時間を空けるという冷却期間を設ける事は復縁する為の有効な手段になる事は多いです。

けれど冷却期間について正しく理解していないせいで、冷却期間＝時間を空ける、とだけ考えてしまうとただ時間を経過させてしまうだけになって復縁に有効な手段にはならなくなってしまいます。

むしろ有効な手段にならないどころか復縁に向けた状況を悪化させるだけになってしまいます。

そして冷却期間を正しく理解して実行している人が少ない事が冷却期間を設けていると言っているのに復縁出来ないとなってしまっている人が多い事の原因です。

ですから復縁したいと望む人には冷却期間を正しく理解して実行する事で復縁の可能性を上げて頂きたいと思います。